三十路からの公認会計士登録記録

中小企業診断士でもある三十路サラリーマンが、公認会計士試験に一発合格を果たしました。公認会計士登録へ向けた日々を綴ります。

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国際会計基準(IFRS)に関する誤解

ずいぶん久しぶりの更新になってしまいました・・。

さて、先週の金曜日の話になりますが、金融庁から
「国際会計基準(IFRS)に関する誤解」が発表されています。

確か、J-SOXの時にも似たようなQ&Aが公表されていましたね。

あまり景気のいい話がない会計業界において、今後訪れることになる
IFRSの適用は間違いなく大きなイベントです。

それを商売ネタにしようと考えている人や会社は確かに多くいます。

もちろん、公認会計士や監査法人もそこに含まれるでしょう。

そういった勢力による過度な営業活動を金融庁が牽制している
文書といった位置づけになるのでしょうか。

さっそく目を通しましたが、文書は全般的事項と個別的事項から
構成されており、個々に解説が行われています。

全体的な印象としては、「IFRS適用といっても、それほど大変な話
ではないので、心配いらないですよ」といった論調に聞こえます。

確かにIFRSを警戒しすぎたり、過剰に反応してしまうのも問題ですが、
これを一通り読むと、逆にIFRS適用が簡単であるかのような印象を
持ってしまう気もします。

実際にはIFRS対応を行うとなれば、業務プロセスの見直しを含め、
やはり大変な作業となってくる部分も出てくるでしょうし、かなり
早い段階から計画的に準備をしていかないと間に合わない要素も
存在するのもまた事実です。

この文書によって、また新たな誤解が生じてしまわなければいいのですが。

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[ 2010/04/26 23:34 ] 会計 | TB(0) | CM(0)

経理・経営企画で求められるもの(2)

昨日の続きになります。

最近の経理業務はコンピューター化・システム化が進んでいますから、
システムによる自動的な処理が非常に増えてきています。

そのため、以前にも増して単純な集計作業そのものの価値は落ちてきて
いるはずです。

コンピューターを活用して自社の経理システムを構築する場合、システム
構築時に自社の経理処理の詳細を把握している経理担当者さえいれば、
システム構築後の日常業務は自動化されてしまうため、その後の処理担当者は
自分はいったい何の処理をしているのか、どうしてこのような処理をしているか、
といった背景や理由、業務のつながりなどを深く考えなくとも財務諸表の作成が
できてしまうという、ある意味では非常に怖い状況も発生してきています。

そういった状況では、たとえ経理であっても、集計作業以外で会社にとって
付加価値を与えられる仕事(システム化することができない非定型的な仕事)
をするという意識は不可欠な時代になっているといえます。

社内における周囲へのアピールという点では、自らが中心になって財務分析の
実施やそれに基づくマネジメントへの課題提言(更には社内PJなどを立ち上げて
関係者を巻き込み、実際の課題解決まで行う)ができれば理想的なのでは
ないでしょうか。

また、前述したとおりシステム化が進んでいる世の中ですから、自社に必要な
新たな会計系システムの企画・立案から導入までを中心メンバーとなって行う
活動などもアピールになるかと思います。
(私も過去に経理系システムの導入PJを経験したことがあります)

もし私が経営企画の人間であれば、そのような行動ができる数字に強い経理
担当者がいれば、自部門に連れてきて一緒に仕事をしたいと思うはずです
(逆に言うと、そのようなことができる経理担当者は意外と少ないです)。

そうは言っても、経理へのご異動が決まったばかりであれば当面は仕事を覚える
ことが先決だと思いますし、仕事を覚えた後も日常の経理業務で多忙となってくる
でしょうから、なかなかそれ以外の時間を確保することは難しいかもしれません。

しかし、頭の片隅に常に経営者の視点を持ち、集計作業それ自体にはそれほど
大きな価値がないという意識の中で、担当している日常業務で目にする数字から
見えてくる問題点・課題を考えていることだけでも能力向上につながるはずです。

そして、ある程度経理業務に慣れてきた段階で徐々に実際の成果として
具現化していければ、数年後には経営企画への部署異動の希望も通りやすく
なるのではないでしょうか。

なお、経営企画的な分析をする過程では、公認会計士の試験勉強で得ることが
できる管理会計などの知識も大いに活用できるはずですので、受験勉強との
相乗効果も期待できます。

ひよこ経理マンさんのご質問や意気込みを拝見していて、経理マンとして
社会人生活をスタートさせた10年ほど前の自分を思い出しました。

経営企画は他部署との折衝も多い仕事ですから、数字が分かることだけでなく、
コミュニケーション能力など求められる能力は多岐にわたりますが、
ぜひ希望が叶うよう、頑張ってください!

また何か質問がありましたら何でも聞いてください。

何らかのお役に立てば幸いです。

[ 2010/01/13 16:00 ] 会計 | TB(0) | CM(2)
プロフィール

HAY

Author:HAY
2008年夏:社会人として仕事をしながら、クレアールの通信講座で会計士試験の勉強を開始。

2009年:短答式試験・論文式試験に一発合格することができました。

現在は大手監査法人に勤務しています。
次なる目標は公認会計士登録になります。

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