三十路からの公認会計士登録記録

中小企業診断士でもある三十路サラリーマンが、公認会計士試験に一発合格を果たしました。公認会計士登録へ向けた日々を綴ります。

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各監査法人の業績状況

本日の日経新聞に、大手・中堅の監査法人ごとの08年度の業務収入・
経常利益の記事が載っていました。

会計士試験の受験生・合格者にとっては、監査法人の業績悪化による
試験合格者の就職難が報じられているところですから、なかなか興味深い
記事なのではないでしょうか。

私は監査法人への転職を具体的に検討していなかったこともあり、
各監査法人の詳細な業績を見たのは初めてに近かったのですが
(新日本の赤字くらいは知っていましたが)、記事を見てまず思ったのが、
どの監査法人も意外と業務収入自体は伸びているんだな、ということです。

記事内の図表には大手監査法人に加えて中堅監査法人も載っていますが、
仰星(2%減)を除く全法人が前年比で増収を確保していました。

08年度は期中にリーマンショックもあり、急激に景気が悪くなっていった
年にもかかわらずです。

監査契約などに影響が出るのは翌年以降からなのかもしれませんので、
09年度はさすがにそうはいかないのかもしれませんが。

08年度は前年比で増収にもかかわらず減益となってしまった法人が
多かったわけですから、監査法人としてはコスト削減しか打つ手はなく、
監査法人の中心的な費用である人件費の抑制に動くのはある意味で
当然とも言えます。

この業績状況を見る限り、残念ながら短期的に合格者の採用環境が
改善されることは無さそうですね・・。

また、大手監査法人間の比較としては、新日本が約10億円の経常損失、
トーマツが約10億円の経常利益となっているのに対して、あずさの
経常利益約70億円という数字が抜きん出ています。

業務収入はそれほど変わらないのに(むしろ新日本のほうが多い)、
これは一体何故なんでしょうか?

IPOの世界にいる人間の感覚としては、あずさが特別多くのIPOに関わって
いるわけでもないため(むしろIPO業界では苦戦気味?)、ここまでの差が
ついてしまう理由がいまひとつ分かりません。

どなたか、教えていただける人がいらっしゃったら幸いです・・・。


[ 2010/01/14 22:25 ] 監査法人 | TB(0) | CM(4)

経理・経営企画で求められるもの(2)

昨日の続きになります。

最近の経理業務はコンピューター化・システム化が進んでいますから、
システムによる自動的な処理が非常に増えてきています。

そのため、以前にも増して単純な集計作業そのものの価値は落ちてきて
いるはずです。

コンピューターを活用して自社の経理システムを構築する場合、システム
構築時に自社の経理処理の詳細を把握している経理担当者さえいれば、
システム構築後の日常業務は自動化されてしまうため、その後の処理担当者は
自分はいったい何の処理をしているのか、どうしてこのような処理をしているか、
といった背景や理由、業務のつながりなどを深く考えなくとも財務諸表の作成が
できてしまうという、ある意味では非常に怖い状況も発生してきています。

そういった状況では、たとえ経理であっても、集計作業以外で会社にとって
付加価値を与えられる仕事(システム化することができない非定型的な仕事)
をするという意識は不可欠な時代になっているといえます。

社内における周囲へのアピールという点では、自らが中心になって財務分析の
実施やそれに基づくマネジメントへの課題提言(更には社内PJなどを立ち上げて
関係者を巻き込み、実際の課題解決まで行う)ができれば理想的なのでは
ないでしょうか。

また、前述したとおりシステム化が進んでいる世の中ですから、自社に必要な
新たな会計系システムの企画・立案から導入までを中心メンバーとなって行う
活動などもアピールになるかと思います。
(私も過去に経理系システムの導入PJを経験したことがあります)

もし私が経営企画の人間であれば、そのような行動ができる数字に強い経理
担当者がいれば、自部門に連れてきて一緒に仕事をしたいと思うはずです
(逆に言うと、そのようなことができる経理担当者は意外と少ないです)。

そうは言っても、経理へのご異動が決まったばかりであれば当面は仕事を覚える
ことが先決だと思いますし、仕事を覚えた後も日常の経理業務で多忙となってくる
でしょうから、なかなかそれ以外の時間を確保することは難しいかもしれません。

しかし、頭の片隅に常に経営者の視点を持ち、集計作業それ自体にはそれほど
大きな価値がないという意識の中で、担当している日常業務で目にする数字から
見えてくる問題点・課題を考えていることだけでも能力向上につながるはずです。

そして、ある程度経理業務に慣れてきた段階で徐々に実際の成果として
具現化していければ、数年後には経営企画への部署異動の希望も通りやすく
なるのではないでしょうか。

なお、経営企画的な分析をする過程では、公認会計士の試験勉強で得ることが
できる管理会計などの知識も大いに活用できるはずですので、受験勉強との
相乗効果も期待できます。

ひよこ経理マンさんのご質問や意気込みを拝見していて、経理マンとして
社会人生活をスタートさせた10年ほど前の自分を思い出しました。

経営企画は他部署との折衝も多い仕事ですから、数字が分かることだけでなく、
コミュニケーション能力など求められる能力は多岐にわたりますが、
ぜひ希望が叶うよう、頑張ってください!

また何か質問がありましたら何でも聞いてください。

何らかのお役に立てば幸いです。

[ 2010/01/13 16:00 ] 会計 | TB(0) | CM(2)
プロフィール

HAY

Author:HAY
2008年夏:社会人として仕事をしながら、クレアールの通信講座で会計士試験の勉強を開始。

2009年:短答式試験・論文式試験に一発合格することができました。

現在は大手監査法人に勤務しています。
次なる目標は公認会計士登録になります。

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