三十路からの公認会計士登録記録

中小企業診断士でもある三十路サラリーマンが、公認会計士試験に一発合格を果たしました。公認会計士登録へ向けた日々を綴ります。

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監査難民

監査難民 (講談社BIZ)」を読みました。



先日読んだ「粉飾の論理」がなかなか面白かったため、同様に
カネボウ事件を扱っている本書も読んでみる事にしました。

「粉飾の論理」ではカネボウ側の記述が中心になっていましたが、
本書は監査人である中央青山側の動きが中心に描かれており、
カネボウ事件に絡んで当時の中央青山監査法人が解体に向かう
流れが、当時の関係者の様々な思惑とともによく分かります。

詳細については別の方に譲るとして、特に感じたのは、監査法人も
民間の企業と同様に、社内の派閥や社内政治によってその動向が
大きく左右されるのだなぁ、ということです。

個人事務所が合併することによって大きくなってきた中央青山では、
法人内の出身母体による派閥や政治関係が粉飾事件や最終的な解体
への流れに少なからず影響を与えています。

当時の中央青山に限らず、最近の大手監査法人はもともと小さな
個人事務所が合併を繰り返して大きくなってきた経緯がありますし、
実際に大手監査法人に勤務する会計士の知人の話を聞いていても、
今でも出身母体によって法人内が実質的に分かれているような法人も
あるとのことです。

そういった意味では、例えば会計士試験に合格した後にどの法人に
就職するべきかと言ったときに、結局はどの部門のどのチームに
所属するかによって環境は大きく異なってしまうわけですから、
そこに明確な答えはないのかもしれません。

もちろん一般企業でも部門や直属の上司によって職場環境は全く
異なってきますし、そもそも最近の環境下では就職する監査法人を
選ぶことすら難しいわけですが。

本書は単純に読み物としても面白いのですが、監査法人を中心に
書かれている貴重な書籍であり、監査業界についてのイメージが
良く分かる本なので、公認会計士試験受験生や、これから監査業界を
目指そうか迷われているような方にもお薦めの書籍だと思います。


[ 2010/04/12 22:26 ] 読書 | TB(0) | CM(0)

新年度入り

新年度となり、あっという間に一週間が過ぎてしまいました。

社会人生活が長くなると、新年度といっても日常生活にあまり
大きな変化はないのが正直なところですので、街で見かける
新入社員のような新鮮な気持ちを見習いたいところです。

IPOに関しては、前回のエントリーで第一生命の新規上場を
取り上げましたが、上場初日は公募価格14万円を上回って
取引が始まり、それ以降、今日の時点で一度も公募価格を
割っていません。

これは第一生命の株式を公募で買った株主全員が儲かっている
ことをあらわしていますし、第一生命の株式を割り当てられた
ことで新たに株式投資の世界に足を踏み入れた多くの方に対して
株式投資に対する良い印象を与えたことにもなりますから、
とても良い状況だと思います。

リーマン・ショック直後の相場が非常に弱い時期においては
上場初日から公募価格割れで始まることが何銘柄も続いた
時期もありましたから、それと比較すると現在の市場環境は
良好だということなのでしょう。

株価は景気の先行指標とも言われますから、こういった最近の
市況の良さは、今後の実態経済の回復を示唆しているのかも
しれませんね。

[ 2010/04/07 23:38 ] IPO | TB(0) | CM(0)
プロフィール

HAY

Author:HAY
2008年夏:社会人として仕事をしながら、クレアールの通信講座で会計士試験の勉強を開始。

2009年:短答式試験・論文式試験に一発合格することができました。

現在は大手監査法人に勤務しています。
次なる目標は公認会計士登録になります。

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