三十路からの公認会計士登録記録

中小企業診断士でもある三十路サラリーマンが、公認会計士試験に一発合格を果たしました。公認会計士登録へ向けた日々を綴ります。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

効率的・効果的な学習法

本日は、momojiroさんからいただいた質問に答えたいと思います。

>1.Hayさんが心がけた試験勉強の効率的・効果的学習法

仕事をしながら受験をしていた私にとって、「効率的」という言葉は
最大のテーマでした。

去年の夏から1年間の勉強で合格することができましたが、その間の
1週間の大まかな勉強時間は、平日1日3時間・土日合計で10時間ほど
しか確保できていません。

時間に制約のあった私独自の勉強法は、決して全ての方に推奨すべきもの
ではないかもしれませんが、参考として書かせていただきます。

まず、私はクレアールの通信講座を受講していたのですが、全ての講義DVD
を2倍速で見ました。
当然、2倍速を聞き取り、さらにそれを理解するにはかなりの集中度が必要です。

しかし、もともと私は通常の速度の講義(3時間)を聞いていると、必ず
途中で飽きてしまって集中を欠いてしまうタイプであったため、かえって
1.5時間に全力で集中するほうが質が高い勉強ができました。
人間の集中の限界は1時間30分という説もあるそうなので、これは私だけに
限った話ではないのかもしれません。

この方法を取るためには、頭や体が疲れているときには逆効果となりますので、
そのような状態の時は思い切って勉強をやめ、仮眠を取り、あくまで頭が
冴えている時にのみ実施しました。
土日合計でも10時間程度しか勉強できていない理由はそこにあります。

個人的な感覚では、頭・体の状態の悪いときの勉強1時間と状態の良いときの
勉強10~15分が同じくらいの効果であると感じていましたので、決して
勉強時間の量そのものは重視していませんでした。

おそらく、私が受験専念生で一日中自由な時間があるとしても、一日中勉強
することはまずないと思います。
昼寝や休憩などを挟みながら、本当に頭が冴えた状態の時で一日5~6時間。
これが個人的な集中力の限界ですし、それだけできれば十分合格レベルに
到達できると思います。

次に、平日の勉強方法ですが、これは通勤及び仕事中の移動における電車の
中がメインで、あとは昼休みに喫茶店などで行っていました。
結果として、平日は家で机に向かっての勉強はほとんどしていません。

勉強方法としては、まずは電車などで集中してテキストを読み込みます。
そして、乗り換えで歩いている最中やトイレなどの生活の中での細切れ時間に
電車内で読んだことの概要を頭の中で思い出すようにすることで知識の定着を
図りました。

あくまで概要なので、「簡単に言うと~ことである」「要するに~ことである」と
いった感じに、自分で要約して簡潔に説明できる能力を定着させます。
(ここでは概要だけなので、最初から細かい事項や言葉の暗記ができているか
どうかには全くこだわりません。)

そして、それらの概要には基本的にロジックによるつながり(背景・原因・理由など)
があるので、「○○である」→だから→「○○となり」→結果→「○○となる」と
いったように、必ずロジックまで合わせて大まかな流れの理解を行います。

次に、これらの概要やロジックを自分自身で理解できているかの判断のために、
自分が講師になって、知識の無い受講生に簡潔に教えているイメージを
浮かべていました。

これは仕事をしていても強く感じる事ですが、他人にきちんと説明できる事項とは、
自分がしっかりと内容及びロジックを理解している事項のみです。
逆に、自分ではなんとなく分かったつもりになっていても、内容やロジックの
理解が曖昧だと、他人に上手く説明することはできないものです。

よって、頭の中のイメージで、知識のない他人に対して分かりやすく、かつ簡潔に
教えられるレベルまで到達したかどうかで知識・理解の定着の判断をしていました。
(この作業も空き時間などで行えますので、非常に効率的でした。)
そして、それができないものについては再度テキストに戻り、同じ作業を何度も
繰り返しました。

そして、全体的にこの作業が終わった後でまだ時間が残っている場合には、
前回よりも多少細かい部分を覚えるように努めていました。

今年の論文試験の理論問題を見ていても、解答が長文になる問題や、細かな
暗記事項を問われている問題はほとんどありません。
また、いわゆる「キーワード」が書けなくとも、同様の意味の説明ができていれば
配点があるようにも感じます(ここは成績開示結果が分かりませんので推測ですが)。

私は勉強時間の問題から、細かな暗記までは手が回っていない部分もありましたが、
本試験で要求されているのは本質を捉えた簡潔な説明と、ロジックによる論理的な
解答のはずですから、上記作業が有効だったのだと思います。
(試験テクニック的には、解答に何らかの背景・原因・理由などが記載されていれば、
結論が間違っていても部分点が期待できるというメリットもあります)。

また、計算問題についても、主に電車などで学習していたこともあり、実際に問題を
解いた量はごくわずかです。
例えば原価計算の問題であれば、問題を見て、頭の中で解答の考え方・計算順序を
考え、実際に計算は行いませんでした。
そして、解答の考え方・計算順序が合っていれば、できたものとみなしました。

もちろん豊富な時間があれば実際に計算したほうが実力は上がることは間違いないと
思いますが、限られた勉強時間の中では計算問題を実際に解くことは時間対効果の
点で劣ると考えた結果です。
(ただし、私は過去に簿記1級や税理士簿記論の取得をしていたため、ある程度
計算のトレーニング済みであった点は初学者とは異なります。それでも、論文
受験生は全員短答を通過しているので、ほぼ同様に考えられると思います。)

少なくとも、一度できるようになったレベルの問題を、その後何度も何度も解く
ことは、効率の観点からは避けたほうがよいように思います。

具体的に本試験の租税法における法人税の計算についていえば、これもほとんど
問題を解いた経験がないまま臨んだのですが、本番では比較的得点できました。

象徴的だったのが租税公課の計算で、本試験の出題形式は過去に問題集などでも
見たことがない形式が多かったのですが、基本的な考え方を基にその場で考えて
解いた結果、全て正解することができていました。

これも、計算の基本的な考え方を理解している事の重要性の一例だと思います。

時間対効果については、同様の考え方で、クレアールの答練・模試についても
実際に答案を書いたことはありません。
ただし、全ての問題に目を通し、解答を考え、分からなかったものは解答を見て
理解する、という作業は必ず行いました。

これも時間がある方にお薦めする方法ではありませんが、個人的には文章を
書く作業には非常に時間がかかりますし、疲労も溜まることから、非効率さを
感じていました。
それをカットすることでの時間短縮も非常に効率的であったと思います。

以上、私独自の効率的・効果的な勉強法でしたが、何らかの参考になれば幸いです。

momojiroさんからの質問はまだありますが、長くなりましたので、続きは
次回に書きたいと思います。

1つ目の質問へのご回答ありがとうございます!今後残りの質問へのご回答にもコメントつけさせていただきますね。

背景・原因・結果の簡潔なロジックを常に意識する件は、そこまで徹底してやったことがありませんでしたので、非常にためになりました。

特に予備校の財務諸表論の答練などでは、結論の背景の丸写しをするために用意されていると思われる長い解答欄が用意されていることなどが多々あり、知らず知らずのうちに問題解答の基本である「解答のロジックを考え、簡潔に核の部分について述べる」ということの必要性を忘れていってしまい、「覚える」作業に比重が移っていってしまった気がします(苦笑)

この点が大手の予備校の問題点かもしれませんね。大手ということで、全論点を網羅しなければという責任意識からか、とにかく答練においても漏れがないように色々と詰め込まれた結果、解答欄が非常に長くなっていたり知識型の問題が多くなってしまうのですかね。そのため、ロジックを考えながら復習しなければ、逆に復習すればするほど単発の知識を吸収するだけの暗記型になっていってしまうという。。。今後は予備校の答練でも、Hayさんのお言葉を参考に、私も常にロジックを意識して学習に努めていきたいと思います。

[ 2009/12/08 10:30 ] [ 編集 ]
予備校の答練で思考型の問題が少ない理由としては、作問及び採点の難しさも大きいと思います。

問題は予備校の講師が作成しているのでしょうが、ロジックを問うような思考型の問題作成には非常に時間がかかりますので、知識型と比較して講師にかかる負担が大きくなってしまうはずです。

また、本試験でも同様だと思いますが、思考型の問題の正解は必ずしも一つではなく、ある程度論理性があれば点を貰えるはずです。
そのため、答練や模試で複数回答が考えられる思考型の問題を出すと、採点作業が極めて煩雑になってしまいます。
もし、各受講生が自分の答案の採点理由・基準を個別に質問しだしたら、きりがなくなりますし。

仮に私が予備校の人間だとして、思考型の問題を答練・模試でたくさん出題しようとした場合には、受講料の大幅値上げは避けられないでしょうね(笑)。
[ 2009/12/08 23:13 ] [ 編集 ]
なるほど、確かにその通りですね。
その意味では、普段見たことない問題が出題されても、説得力ある解答を何とか作ろうとする現場での努力があれば、意外と点来るかもしれないですね。肝に銘じます☆
[ 2009/12/09 03:00 ] [ 編集 ]
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

プロフィール

HAY

Author:HAY
2008年夏:社会人として仕事をしながら、クレアールの通信講座で会計士試験の勉強を開始。

2009年:短答式試験・論文式試験に一発合格することができました。

現在は大手監査法人に勤務しています。
次なる目標は公認会計士登録になります。

カレンダー
06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。