三十路からの公認会計士登録記録

中小企業診断士でもある三十路サラリーマンが、公認会計士試験に一発合格を果たしました。公認会計士登録へ向けた日々を綴ります。

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経理・経営企画で求められるもの(1)

本日はひよこ経理マンさんからのご質問に答えたいと思います。

>はじめまして。働きながら会計士を目指しているものです。
>HAYさんの経歴に興味をもっています。私は経理へ異動が決まり、来月から
>経理マンとして新たな一歩を踏み出します。しかし経理で一生を終わらせる
>気はなく経理から経営企画へのステップを考えています。
>HAYさんは既にこのような道を歩まれていますが、経営企画へ異動が
>決まるまで、経理のお仕事中に積極的に自己アピールをするなど心がけて
>いた事は何かありますか?
>また将来経営企画に携わるとして、どのような視点で経理業務にあたるべき
>かも教えて頂けると大変嬉しいです。よろしくお願いします。

まず私自身の経歴ですが、経理部から経営企画室へ異動したという形ではなく、
当時所属していた経理部に、それまで経営企画室が担っていた全社予算編成や
予算実績管理、業績評価、経営会議資料作成などの経営企画業務が移管されて
きたことで、徐々にそれらの経営企画的な仕事を担当していったというものです。

私自身は経営企画の仕事をしたいと特別にアピールしていたわけではありません
が、私が経理業務を行いながら常に意識していたこと(日頃から上司にアドバイス
されていたこと)とは、「単なる集計屋で終わらない意識を持つ」ということです。

一般的な経理の仕事と言えば、大きな流れでいうと、伝票起票やデータ入力
からはじまり、最終的には集計を行って試算表・財務諸表を作成する、と
いったものになります。

ここで、会社の経理担当者の中にはその集計作業のみで満足してしまう人が
おり、実際に私が所属していた経理部でも、「財務諸表を作成するまでが
自分の仕事であって、その後のことは自分には関係ない」と考えている人が
見受けられました。

確かに、「経理の仕事」という観点だけでいえば、財務諸表の作成までで
よいのかもしれません。

しかし、会社を経営する立場にある経営者の視点に立てば、財務諸表とは
あくまで過去の事業活動の結果をあらわしているだけのものであり、それを
作成するだけで会社の業績が良くなる類のものではありません。

今後会社の業績を向上させていくためには、作成された財務諸表をもとに、
自社の過去の実績や今期の予算との比較差異分析、財務上の問題点
(全社レベル及び事業部レベル)を明らかにするための経営分析などを行い、
経営課題を抽出し、さらにそれらの経営課題を改善するための具体的施策を
検討し、決定し、実際に実行して成果を出していく必要があります。

一言で「経営企画室」といっても会社によってその役割は様々であり、
ひよこ経理マンさんの会社の経営企画がどのような役割の部署なのかは
分かりませんが、一般的には社長直轄で社長を補佐する部署であり、必ず
経営者の視点が必要となる仕事のはずですから、まず間違いなく上記のような
能力が求められることになるでしょう。

ですから、将来的に経営企画の仕事をご希望されているのであれば、経理として
単に数字の集計作業だけをしているのではなく、常日頃から上記のような
問題意識を持って行動する必要があることになります。

以下、次回に続きます~。


[ 2010/01/12 22:54 ] 会計 | TB(0) | CM(2)
こんにちは、ねばねばです。
エントリーの内容に非常に共感いたしました。

企業人にとって、与えられた職務の枠から
少し(この加減が難しい・・・)踏み出す
と言うことは非常に大事なことだと日々
痛感しております。職務と職務の間には
いわゆる空白地帯があることが多く、この
空白地帯を埋めることで新たな価値の創造
が可能になるというのが私の考えです。

とは言え、それを容認(もっと言えば支援)
してくれるような上司や文化がある企業は
良いのですが、なかなかそうもいかないな~
と感じることが多いのも事実です。
[ 2010/01/13 09:55 ] [ 編集 ]
>ねばねばさん

コメント、ありがとうございます!

確かに、それぞれの職務と職務の間の空白地帯を埋める姿勢は非常に大切なことですよね。

野球に例えると、それぞれの守備範囲がある中で、ライトとセンターの中間に飛んだフライはどちらかが捕球にいって、もう一方はそのカバーに回るというのが模範的なチームプレーですから、企業においてもその分担が上手くできる企業が良い企業になるのでしょう。

そこには職場と職場の人間関係なども強く影響してきますから、おっしゃるとおり、そういった企業文化が成熟している企業でないと、なかなか有効に機能させるのは難しいのかもしれません。
[ 2010/01/13 14:56 ] [ 編集 ]
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プロフィール

HAY

Author:HAY
2008年夏:社会人として仕事をしながら、クレアールの通信講座で会計士試験の勉強を開始。

2009年:短答式試験・論文式試験に一発合格することができました。

現在は大手監査法人に勤務しています。
次なる目標は公認会計士登録になります。

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