三十路からの公認会計士登録記録

中小企業診断士でもある三十路サラリーマンが、公認会計士試験に一発合格を果たしました。公認会計士登録へ向けた日々を綴ります。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

新日本が会計士の早期退職を募集

昨日の日経新聞に、新日本有限責任監査法人が会計士及び
会計士試験合格者を対象に、400名の早期退職者を募集するとの
記事がありました。

6~10ヶ月の割増退職金を支払って、早期退職を促すようです。

補習所の知り合いからも事前に似たような噂は聞いていたのですが、
やはり事実だったようです。

新日本は平成21年6月期の決算が約13億円の赤字でしたから、
業績の改善が急務となっています。

そして、監査法人にとっては人件費が主な固定費になりますから、
その削減は業績改善のためには当然の施策なのでしょう。

改めて新日本が厳しい状況にあることが分かったわけですが、
個人的には、監査業界ではいずれこういった話が出てくるだろうな、
とも思っていました。

新試験になってからの大量合格の影響で、どの大手監査法人も
2007年・2008年の採用者が前後の年度と比べて明らかに多く、
法人内の人員ピラミッドがかなり歪んでいます。

そのような人員が多い世代が転職などで外部に活躍の場を求め、
自然に減少していくのであれば問題はないのですが、現在の
経済・雇用環境下ではそれも望めません。

大手監査法人の中でも特に業績的に厳しい新日本としては、
半強制的に人員を減少させるために、今回の手法を取らざるを
得なかったのでしょう。

他の大手法人にとっても、早期退職を募集するかどうかは
ともかくとして、人員構成の歪みの修正は同じ課題として
残っているはずです。

論文式試験直前の会計士試験受験生にとっては、今年の
採用状況が気になるところだと思いますが、今回の件で
新日本が今年の新規採用を全くしないかと言われると、
そんなことはないのでは、と思います(完全な私見ですが)。

上記の人員ピラミッドの話の逆で、ある年の新規採用を極端に
減らしてしまうと、将来、逆の歪みが生じるからです。

会社の存続が極めて厳しい状況であれば、採用ゼロという話も
十分ありえますが、新日本では今回の募集以外にも色々と
合理化のための施策を打っているようなので、一連の合理化策の
実施によって今までよりスリムな体質になることができれば、
今後、収益が改善していく可能性は高いと思います。

そして、継続企業であることを前提とすれば、ある程度の規模の
継続した定期採用は考えているはずです。
(もちろん、あまり多くは期待できませんが)。

むしろ、今回の早期退職者の募集・実施が無ければ、本当に
新規採用の余裕が無く、採用者がゼロだった可能性もあります。
そういう風にプラスに考えた方がいいのかもしれません。

当面の課題としては、法人側の計画通りに募集人員の400名が
集まるかどうかでしょうね。

また、今回の早期退職は平成23年6月期の業績の改善要因には
なりますが、既に終わってしまった平成22年6月期の決算には
影響を与えないでしょうから、その決算がどうなったかに
ついても注目したいところです。


[ 2010/07/26 22:23 ] 監査法人 | TB(0) | CM(0)

各監査法人の業績状況

本日の日経新聞に、大手・中堅の監査法人ごとの08年度の業務収入・
経常利益の記事が載っていました。

会計士試験の受験生・合格者にとっては、監査法人の業績悪化による
試験合格者の就職難が報じられているところですから、なかなか興味深い
記事なのではないでしょうか。

私は監査法人への転職を具体的に検討していなかったこともあり、
各監査法人の詳細な業績を見たのは初めてに近かったのですが
(新日本の赤字くらいは知っていましたが)、記事を見てまず思ったのが、
どの監査法人も意外と業務収入自体は伸びているんだな、ということです。

記事内の図表には大手監査法人に加えて中堅監査法人も載っていますが、
仰星(2%減)を除く全法人が前年比で増収を確保していました。

08年度は期中にリーマンショックもあり、急激に景気が悪くなっていった
年にもかかわらずです。

監査契約などに影響が出るのは翌年以降からなのかもしれませんので、
09年度はさすがにそうはいかないのかもしれませんが。

08年度は前年比で増収にもかかわらず減益となってしまった法人が
多かったわけですから、監査法人としてはコスト削減しか打つ手はなく、
監査法人の中心的な費用である人件費の抑制に動くのはある意味で
当然とも言えます。

この業績状況を見る限り、残念ながら短期的に合格者の採用環境が
改善されることは無さそうですね・・。

また、大手監査法人間の比較としては、新日本が約10億円の経常損失、
トーマツが約10億円の経常利益となっているのに対して、あずさの
経常利益約70億円という数字が抜きん出ています。

業務収入はそれほど変わらないのに(むしろ新日本のほうが多い)、
これは一体何故なんでしょうか?

IPOの世界にいる人間の感覚としては、あずさが特別多くのIPOに関わって
いるわけでもないため(むしろIPO業界では苦戦気味?)、ここまでの差が
ついてしまう理由がいまひとつ分かりません。

どなたか、教えていただける人がいらっしゃったら幸いです・・・。


[ 2010/01/14 22:25 ] 監査法人 | TB(0) | CM(4)
プロフィール

HAY

Author:HAY
2008年夏:社会人として仕事をしながら、クレアールの通信講座で会計士試験の勉強を開始。

2009年:短答式試験・論文式試験に一発合格することができました。

現在は大手監査法人に勤務しています。
次なる目標は公認会計士登録になります。

カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。