三十路からの公認会計士登録記録

中小企業診断士でもある三十路サラリーマンが、公認会計士試験に一発合格を果たしました。公認会計士登録へ向けた日々を綴ります。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

中小監査法人への就職について

本日はトミオムさんからのご質問に回答したいと思います。

>はじめまして、トミオムと申します。
>公認会計士の資格に興味を持ち、ネットで情報を集めてるところHAYさんのブログに来ました。
>勉強するに当たり不安な面があり、誠に勝手ながらコメント欄での質問で失礼します。

>私は、大学卒業してからフリーターで今年28歳になります。
>大学時代に会計学を少ししてたので、それを思い出して公認会計士に興味を持った次第です。
>今回自分で色々調べてく内に公認会計士の仕事にも興味が出てきて、
>強烈に「公認会計士になりたい」と思いが強くなりました。

>ただ、不安なのが試験合格後の就職のことです。

>私は、もうすでに30歳手前になり職歴もバイトのみです。武器という武器は客観的にはありません。
>そこで、HAYさんにお聞きしたいのです。

>各媒体の情報の多くに大手監査法人の状況が取り沙汰されてますが、中小監査法人の採用状況はどうなのでしょうか?
>そして私みたいな者が試験に合格した後、大手中小監査法人関係なく就職ができる状況なのでしょうか?

>もう後が無い状況なので、バイト以外の時間は勉強に注ぎ込み、死に物狂いで合格を取りにいく覚悟です。
>突然の質問で申し訳ありません。よろしくおねがいします。

前提として、私は中小監査法人への就職活動は経験しなかったため、
中小監査法人に関してはあくまで実際に受験した周囲の友人などからの
情報ベースの回答になりますことをご容赦ください。

まず、大手監査法人については、今年入所した私の同期を見る限り、
20歳代後半で正社員としての職歴がない方は非常に少ないです。

他方、25歳前後までは職歴がない方もそれなりにいますので、その辺りの
年齢を一つの目安にして採用活動を行っていると推測されます。

他の大手監査法人のことはよく分かりませんが、大きくは異ならないと考えます。

では、中小監査法人はどうかというと、少なくとも競争倍率は大手を
遥かに凌ぎます。
数年前の大量合格時代に、各中小監査法人も大手同様、合格者を多数
採用しました。それまでは人員不足気味であった中小監査法人も、
当時の採用で一気に人員を充足できたようです。

そしてその後の不況により、中小監査法人も大手同様、人員過剰
気味となってしまっており、もともと法人の規模がそれほど大きくない
各中小監査法人では最近の新人の募集は数名程度のところが多いようです。

その狭き枠に、大手監査法人から内定が出なかった方が殺到した結果、
倍率は数百倍に達するところもあるようです。

ですから、中小監査法人であれば入所しやすいか?と聞かれれば、
そうとは言えない、が答えになります。
少なくとも倍率だけを見ると、大手以上に難易度は高いのかもしれません。

あとは、何かで差別化できるかどうかの勝負となります。
一般に考えられる武器は職歴や語学力になるのでしょうが、性格や
行動力に特性があることも武器になりえると思います。

例えば、社交的で誰とも仲良くなれるとか、体力では誰にも負けない
とか、過去に行動力を発揮したエピソードがあるとか、最終的には
面接官に欲しいと思わせる特性があれば可能性はあるのではないかと思います。

ただ、ご質問の内容だけではトミオムさんの特性が分かりませんので
軽はずみなことは言えませんが、正直にお答えすると、上記のような
特別な特性がないとすると、客観的には監査法人に就職できる確率が
高いとは言えない状況であるかと思います。

あとは、こういった現実を承知した上で、ご自身の人生でどうリスクを
取るかの問題になります。

リスクを取らないと大きな成功が得られないのも事実です。
今後、世の中がどう変化するかは誰にも分かりませんし、会計士試験
制度の変更もどのような影響を及ぼすか不透明です。

例えば、数年後に監査法人への就職状況が大きく改善している可能性も
ゼロではありません(今現在ではなかなか考えにくいことですが)。

また、「就職」という意味では、監査法人への入所が厳しいからと
言って、仕事が全くないとも限りません。

実際、2009年に合格した私の補習所の同期にも、合格発表直後は
監査法人に入所できず無職であった人が一定数いたのですが、
直近では全員、就職できています。

以前よりもブランド価値は大きく低下しているのかもしれませんが、
「公認会計士試験合格」に世間からの一定の評価があることも
また事実だと思います。

監査法人にこだわらず幅広く探せば、何らかの仕事に就ける可能性は
十分あります(当然、絶対とも言えませんが)。

ただし、その場合、今度は「公認会計士登録」ができなくなるという
リスクが出てきます。

ですから、トミオムさんの優先順位が「公認会計士になる」ことに
あるのか、それとも「就職したい」ことにあるのかによってもまた
選択が異なってくるのかと思います。

以上、アドバイスになっておらず申し訳ありませんが、トミオムさんの
ご決断にとって何らかのご参考になれば幸いです。

[ 2011/03/25 23:50 ] 公認会計士試験 | TB(1) | CM(1)

会計士試験合格までの期間など

本日はベティコさんからの質問にお答えします。

>現在30歳で社会人の男性です。
>都内の6大学出身の文系です。

>働きながら公認会計士を目指そうと考えております。
>しかし簿記の知識もなければ、大学も文系で経済学部ではございませんでした。そんな輩の私が1年での合格は難しいでしょうか?やはりどれだけ集中しても2年はかかってしまいますでしょうか?

>それとTACや大原等の通信制で受講できる予備校を検討しています。
>いろいろ検索しても人によって評価がまちまちで判断に迷います。
>直接出向いて自分で確かめようと考えていますが、その前にHAYさんのアドバイスを頂けましたら幸いです。
>というのも働きながら資格取得をされたという点で(簿記のベースはおありだったんですよね!?)自分と境遇が似ているので、その点で非常に参考になると思ったからです。

>受講するならどの予備校、またコースが良いでしょうか?
>お忙しいとは思いますが是非ご教授いただけましたら幸いです。

まず、私の場合は仕事をしながら運良く1年で合格することができましたが、
仮に簿記の知識が全く無い状態からスタートしていたら、さすがに
1年では合格できなかったように思います。

合格の難易度が上昇傾向にあることも踏まえて現実的に考えると、
現在の予備知識の状況からスタートして、働きながら1年で合格する
ことはなかなか難しいことなのかもしれません。
(働きながらといってもどの程度時間を確保できるかは人それぞれで、
「絶対に無理」という表現は使いたくないのですが)。

なお、予備校については、私は大原・TACといった大手予備校の膨大な
カリキュラムを仕事をしながらこなしていくことは難しいと考えたため、
あまり比較検討することもなく、学習範囲が絞られていたクレアールを
選択しました。

ただし、当時、大原やTACのカリキュラムを詳細に分析したわけでは
ありませんし、当時と現在では各予備校のカリキュラム等も異なって
いると思われますので、予備校選択にあたってはご自身で直接出向いて
検討されることがより確実かと思います。

さて、ここからは私の個人的意見になりますが、今回のご質問にあたっては、
まず公認会計士を目指す目的を明確にすることがより重要だと思います。

ベティコさんは社会人でいらっしゃるので、目的を大きく分けると、
①今後、監査を行う公認会計士として生きていきたい、②会計士資格
(又は会計士試験合格)による知識を現在の仕事に生かしたい、
③現在のキャリアに箔を付けたい、といったところが考えられます。

このうち、①を目的とする場合、監査を学ぶためには監査法人に入所
する必要があります。

しかし、既にご存知かと思いますが、昨今の監査法人への就職状況は非常に
厳しいものがあり、30歳を越える年齢は正直に言ってハンデになります。

今年、私が入所した監査法人の新入社員を見てみると、30歳以上の方は
私を含めて実際に存在しますから、年齢制限があって採用されないという
わけではないのでしょうが、それなりの年齢の方はみなさんそれぞれ
強みとなるキャリア・職歴を持っていらっしゃる方ばかりに見えます。

経理関連のご経験が無いと思われるベティコさんが監査法人への
入所を希望される場合、年齢を考えると少しでも早い合格が必要に
なりますから、会社を退職して受験に専念する必要が出てきます。

ただし、たとえ1年で合格できたとしても、現在の状況では就職できるとは
限りませんし、やはりかなり厳しいのが現実です。

また、日本の企業は職歴に空白期間が出来ることを嫌うため、転職の難易度も
上がってしまいます。

よって、①については私からはあまりお薦めできません。

そうすると、会計士試験を目指す場合の目的としては②や③が残ります。

現在の職場で(又は部署異動によって)その知識を生かすことができるので
あれば、又は現在の職場で会計士試験に合格すること自体が評価されると
いうことであれば、会計士試験に挑戦する価値は十分あると思います。

もともと私が受験した目的として、そのような部分がありました。

この場合は、もちろん1年での合格も不可能とは言えませんが、①のような
年齢的なリミット、時間的制約はありませんので、例えば2年がかりで
腰を据えて勉強し、合格を目指すことも現実的な選択肢としてあると思います。

以上、まとまりませんが、ベティコさんの現在の状況や公認会計士を目指す
目的に基づいて、上記の考えをご参考にしていただけますと幸いです。

また何かありましたら何でも質問してください。

[ 2011/02/14 22:12 ] 公認会計士試験 | TB(0) | CM(2)
プロフィール

HAY

Author:HAY
2008年夏:社会人として仕事をしながら、クレアールの通信講座で会計士試験の勉強を開始。

2009年:短答式試験・論文式試験に一発合格することができました。

現在は大手監査法人に勤務しています。
次なる目標は公認会計士登録になります。

カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。